第57回日本リハビリテーション医学会学術集会(京都) に参加し、数日が経過しました。web上では全体的に4000名のアクセス(ハイブリット開催)があったようです。
私は、トップバッターとしての専門職教育講演(最終的には40名ぐらい対面で?:去年は満員御礼でした)とシンポジウム講演(対面は20名ぐらい?)を担当しました。こんなに聴講者(対面)が少なかったのは初めてでした(オンラインは?)。そういう意味でよい経験でした。
講演内容を録音したmp4を前もって提出したものの、結局は現場でトークするという選択をしました(二度手間でしたが)。
二度手間であったからこそ、対面でのトークは、向かう先(志向性)が明確となり(意識のパースペクティブ性)非常にやりやすいことが比較検証されました。フッサールが言いたかったことに迫れた自信はないのですが。。
対面でなければならないもの、どちらでもよいもの、webの方がむしろよいもの、いろいろ考えることができ、この経験は来たる学会運営に活かすことができると思いました。
この歳になると、学会は勉強する場でなく、意見交換をし、まだ色のついていない企画を議論し、方向付けていく場なので、そういう意味では、対面でしかそれはなかなか創発されないな、と思ったわけです。
あと、会場全体が動くといった、うねりのような躍動感はwebでは難しく、webのみでは組織(学術団体)自体の意思決定・提言までは、なかなか難しいかなと思ったわけです。まさに、身体性システム、ですね。。。セミナーや講習会での講演と公的な学会での講演は力の入り具合が大いに異なります。学会では、感情を含めた身体経験をしたい、ものです。
いずれにしても、この困難な中、学会運営に携わった先生方に深謝です。幾度とない意思決定の連続だったこととお察しいたします。
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