畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター10周年を終えて

畿央大学の”ニューロリハビリテーション研究センター”は2013年に設立され、2014年にはハード面であるオープンラボが完成し、それから10年が経過しました(神経系に関わる7名の教育研究者と客員で構成)。
“昨年度ひそかに10周年を終えました。”
2014年度から2023年度にかけての10年間の研究成果は、学術論文が合計316編(査読付国際論文189編、査読付国内論文28編、招待総説99編)。著書は分担執筆を含め74編、国際学会発表は74回、国内学会発表は494回、公的な学術団体などの招待講演(民間企業や民間団体からの依頼を除く)は344回、学会表彰は26件、年次外部研究費の獲得件数は累積にすると93件でした。
新型コロナウイルスの影響で2020年と2021年は学会発表は落ち込みましたが、面白いことにそのタイミングで論文が増加しています。
事業はニューロリハビリテーションセミナー、フォーラム、研究会などを主催し、10年間で合計5,000名以上の参加者(センター設立以前の活動を含めると約15,000名)に恵まれ、リカレント教育に一定の役割を果たし、地域住民向けの講座なども展開してきました。また、今では、国内外問わず多くの研究機関と共同で研究するようになりました。
嬉しいことに、センターの知名度の向上に伴い、毎年、センターやその研究者の活動を知った高校生が本学に進学する例もみられます。
次の10年は、「ニューロ」に限らず、より広範なウェルビーイングに関わる展開やイノベーションを生み出す場所として成長できればと思っています。今後とも、”畿央大学”をどうぞよろしくお願いいたします。

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