INSIGHT

研究室を主宰する森岡周が、日々、真剣に、あるいは適当に生きている中で思った・考えた・行動したことを
エッセイとして書いています。

記事一覧

  • 更新日:2024年12月31日

    「当たり前」が持つ力 – 現象学から考える片麻痺患者の歩行回復

    私たちが歩くとき、足の動きやバランスを細かく意識することはほとんどない。歩行は、まるで呼吸のように「無意識」に行われる日常の一部である。 しかし、片麻痺患者にとっては違う。歩行の一歩一歩が強く意識され、その動作は困難を伴 […]

  • 更新日:2024年12月30日

    「スエコザサ、ささやかな幸せ」 – 牧野富太郎博士が教えてくれる情熱の在り方

    NHKの朝ドラ「らんまん」の主人公のモデルとなった牧野富太郎博士が植物学にかけた情熱は、単なる職業の枠を超え、「生きる喜び」そのものでした。 彼の研究は自身の存在と深く結びついており、現代風に言えば「ちゃらんぽらん」な生 […]

  • 更新日:2024年12月30日

    記憶というもの

    最近、(もちろん年齢のせいが大きいが)記憶力の低下が著しい(特に“近い”過去のありふれたエピソード記憶で)。 大学に着任して20年以上が経過。人によっては異なるものの、大学の教育研究者としての生活は、「予定記憶の連鎖」に […]

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