INSIGHT

研究室を主宰する森岡周が、日々、真剣に、あるいは適当に生きている中で思った・考えた・行動したことを
エッセイとして書いています。

記事一覧

  • 更新日:2025年01月16日

    研究の考察を深化させるために:基本的な構成と押さえておくべき要点

    今年度、本研究室からは11編の修士論文が完成しました。学会発表が熟れてしまい、考察を長く(冗長でなく)書くことができないのではないかと思ったりしています。以下、指導した要点を残しておきます。 学術論文における「考察」は、 […]

  • 更新日:2025年01月12日

    自己革新と効率性

    暗黙知と社会的アイデンティティの効率性 資格や公的機関が提供する制度的な枠組みは、個人をある一定の座標軸上に固定化する力を持っています。一度その枠組みを得ると、「自分が何者であるか」を再考する必要性が薄れるように感じられ […]

  • 更新日:2024年12月31日

    「当たり前」が持つ力 – 現象学から考える片麻痺患者の歩行回復

    私たちが歩くとき、足の動きやバランスを細かく意識することはほとんどない。歩行は、まるで呼吸のように「無意識」に行われる日常の一部である。 しかし、片麻痺患者にとっては違う。歩行の一歩一歩が強く意識され、その動作は困難を伴 […]

  • 更新日:2024年12月30日

    「スエコザサ、ささやかな幸せ」 – 牧野富太郎博士が教えてくれる情熱の在り方

    NHKの朝ドラ「らんまん」の主人公のモデルとなった牧野富太郎博士が植物学にかけた情熱は、単なる職業の枠を超え、「生きる喜び」そのものでした。 彼の研究は自身の存在と深く結びついており、現代風に言えば「ちゃらんぽらん」な生 […]

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