人生はいろいろ?「夢だらけ」なのか?

ふとしたことで、高知医科大学大学院医学研究科博士課程に入学する前のことを報告しないといけなく、そのためちょっとだけ調べたついでに、このようなことを書いています。

私は28歳にフランス・パリのサンタンヌ病院(Dr. Jean-Pierre Bletonを師事)での留学を終え、高知に帰ってきて大学院に入りました。

その際、選んだのが高知大学大学院教育学研究科修士課程です。

ここ(大学院)では4つほどの研究を行いました。1つは幼稚園での幼児を対象に行った姿勢バランスの研究1つは臨床施設での脳卒中患者の姿勢バランスの研究です。けれども、これらは修士研究ではありません。

修士論文研究となったのは、「レジスタンス・トレーニングによる筋疲労所見」と「レジスタンス・トレーニングの効果性;筋肥大と神経系の適応」で、前者が血中乳酸濃度と筋電図所見の抽出・解析、後者が介入方法を3群に分けた筋力トレーニングの効果に関して、筋電図所見などに基づき、神経系の要因と筋肥大の要因について探ったものです。それらをあわせて「レジスタンス・トレーニングの運動様式とその効果性に関する研究」と題して、修士論文として提出しました。これらの研究は、前者は投稿規定などがちょうど厳しくなる段階で、倫理的な問題があってあくまでも学内レベルでの公表となり、後者は加圧式トレーニングの特許の時期が重なり、これも特許権の問題によって学内レベルでの公表となりました。投稿できなかったことが悔やまれますが、今となっては良き思い出です。

幼児のバランス研究は神家助教授と、脳卒中のバランス研究は舟橋教授と、そしてレジスタンストレーニング研究は、指導教員であった駒井助教授との仕事でした。同じ体育学内ですが、別々の研究室の教授陣と仕事するって面白いですよね。それが許される私でした。笑。

2年間と限られた時間だったけど、運動学・バイオメカ系ですが、いろんな仕事をしてて楽しかったような気もしています。けれども、やはり、神経学分野、そして感覚・知覚の心理学的研究をしたく、高知医科大学大学院医学研究科博士課程の試験準備(特にゲノム系の英語)を2年次早々には、投稿原稿を書きつつ、はじめていたと思います。充実した20台最後だったような。。気もしています。笑。

2人(3歳とo歳)の子育てもしつつ、関連病院の研究を10以上、そして自分の視覚と姿勢制御に関する研究を同時進行してたりで、、子供を風呂に入れて寝かしつけ、再度実験室に戻ったりして、朝日を迎えてたりしました。ただ、それらが楽しかったので、今ほど「忙しいわ〜」とは思わなかったかも、ですね。

肝心なのは、最初から脳とかの研究をしていたわけではないところと、上のような筋力トレーニングの研究をしながらも、今の考え方の根幹となっている哲学の書物を読んだりして、いろいろ、焦りつつも蓄えていたところでしょうか。

パリでであったパスツールの言葉 「Chance favors the prepared mind.」を思いつつ。。

 

森岡 周

 

 

 

 

 

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